代表行政書士紹介

代表行政書士 斎藤清佳

img_4776父親が自営業(看板屋)を営んでいましたが、事業が立ち行かず倒産。結果実家が競売にかけられて、なくなるという経験をしました。ここが私の経営の原点です。

この経験から法律を知らないと、生きていく上でとんでもないことになるのではないか?と思い法学部へ入学。その後、行政書士資格を取得。経営数値の管理によって「事業を継続できるようにする」お手伝いをしたいと思うようになりました。

法学部卒業後は、一転して会計の世界に飛び込みました。会計事務所に勤務し、法人・個人の決算のお手伝いをした後、結婚を機に㈱ティップネス(スポーツクラブ)にて財務経理の仕事に携わりました。10年間経理の実務を経験し、経理について全く未経験の方、10名以上に経理実務を教えることに関わりました。

専門用語を使わずに、経理の面白さ、明快さ・お金の持つ「信頼」の意味を伝える仕事はとてもやりがいがあり、私自身も大きく成長を遂げました。

そんな矢先、長い間闘病生活をしていた私の叔母が認知症を発症しました。子どもがいなかった叔母の介護は私の母が行っていました。 叔母は認知症を発症する前は、おしゃれで知的、ユーモアにあふれた素敵な女性でした。それが、人が変わったように、母を攻撃し、財産を盗んだ!と介護の度に言われるような日々が続きました。

次第に母は肉体的、精神的に衰弱し、介護を続けることができなくなってしまいました。叔母の葬儀にも出席できず、私は唯一の親族として、叔母の最期を見送りました。私も、母も、認知症に立ち向かうにはあまりに無防備でした。そのときは、ただただ悲しみ、後悔することしかできませんでした。

その後、行政書士に登録した際、業務の中に「専門職後見人」として活躍している方の記事を読む機会がありました。そしてそれが、認知症の方が、「最期まで、その人らしく、尊厳をもって生きる」という理念のもとにある、と知りました。「あの時必要だったのは、この制度だったのだ!」と自分の中で運命を感じました。

あの時、病院の方でもなく、親族でもなく、専門的知識を持った第三者である後見人が叔母についていたら・・・そう思った時に、私は行政書士として専門職後見人として生きる決意をしました。専門職後見人を法人として受託するNPOライフサポート東京の会員になり、現在は相続後見分野に特化し、業務を行っております。

平成26年4月に事務所を移転し、品川・戸越銀座商店街に相続サポートセンターをオープン。相続、遺言、成年後見について気軽にいつでも相談できるような場所を目指し、活動を続けています。

PAGETOP